ダンスの訳part.4

前回書いた、ポーズからポーズまでの“間”をコントロールするとは、
筋力はもちろん大事でしょうが、筋肉だけで支えるのは無理ですよね。
大事なのは、どんな状況でも素早く軸を捉え、重心をスムーズに移動する事。
軸はポーズによって動いていきます。いつもど真ん中にあるとは限りません。
これを頭で理解できても、いざカラダでコントロールするのが、、ね。
出来てると思ってても出来てない人(私を大いに含め)がほとんどだと思います。
↓かなり出来ている人。
軸を捉えるコツのひとつは、股関節にうまく乗る事。
横に逃げて、、またはズルして使ってない人が多いです。
これを続けていると、オシリが横に発達して大きくなってしまいますよ

あと足の平を大きく柔らかく踏みしめる事。
自分では気づいてないけど熱い砂浜で足の平を丸めて歩くような
不自然な使い方をしてる人、意外と多いみたいです。
じゃあ重心って何?どこ?と思った方。熱心ですね!
体型・姿勢によって変わりますが、だいたい人間のおへそ辺りだそう。
気功でいう丹田(たんでん)ですよね。
カラダを動かす時はこれをもっと具体的に理解した方がいいと思うんです。
何か物体を一点で支えたときに,ちょうど釣り合う点が重心です。
でも人間の場合持ち上げにくいし...ポーズで微妙に重心が動くので、
自分で実験しやすいように例えを代えると、
外力をかけても体がスピンしない点と考えたらど~でしょう。
例えば、ビリヤード。球の芯に当たると安定して前進しますが、
芯をはずすと不規則にハネて、不本意な方へスピンして反れますね。
(これを逆に利用する技もビリヤードはあるんですけど)
この芯が、重心のポイントなんではないですかねぇ。
芯を捉えれば、エネルギーはカラダを素通りして反対側から外に抜く事が出来るけど、
(真正面から歯向かったら...怖いですね。やはり力は抜くのが大事!)
芯をはずすとスピンがかかるため、全体で回りながらエネルギーを消化するはめになる。
という事はヨロめいてしまいます。
さらにいうと猫背だと頭が前へ出る分、重心も前へ移動します。
スキーで滑降するようにカラダを丸めたポーズにまでなると、
重心が体より外(カラダの内側・お腹側の空中)の事もあります。
という事は、芯がはみ出したカラダは安定ポイントが少ないのでは?
お年寄りとか姿勢の悪い方の怪我が多いのはそいった理由もあるのかしら?
と、物理で赤点をとった事のある・アヤシい亜千代の考察でした(笑)
そしてもちろん静止ポーズもとても重要です。
逆に、とにかくダンス!サイコー!なんて勢いだけで動くと故障を招きます。
取り返しのつかない怪我をしないよう、軽はずみなことはしないでくださいね

早い動きは、バランスの悪さを誤摩化してもしまいますから、
ゆっくりした動きや静止ポーズで、
ちゃんと軸を捉える事を焦らずしっかりマスターするのが先決です。
能を観に行った時、シテの方が舞台の上で腰を低くキープして
すり足で真横に、ゆ~っくり流れるように進んでいく動きをみて、
どんだけバランス~っ!、どんだけ股関節~っ!と驚愕した事があります。
相当カラダをマスターしてないと不可能な動きでした。。
なのでまずは静止ポーズのマスターです。
そしてプラスα または 次のステップ として、動きのあるモノでも
カダラを使いこなせるといいですよね。例えば歩く事にも応用が利きます。
見た目だけ繕っても、結局疲れるのは自分ですから、いかに楽に動くか!
・・まだまだカラダ作りの先は長いです~~~

まぁダンスに関しては、軸の話だけではなく、、、脳ミソの問題もあります。。
単純なステップに、簡単な腕の振り。どちらかひとつづつならすぐ出来る。。
なのに、これを同時にやると出来ない(涙)!!!
かなり凹みます。。ボケ(防止)トレ状態です。。
ダンスのレッスンで、自分のカラダの曖昧な部分を発見する日々です。
ただ、考え過ぎはほどほどに。
ダンスはJOY♪ 味わって楽しむのがイイんです。
アタマをカラっぽにして何かに没頭しているとき、ココロは休んでいるんです(^◯^)v
長々とおつき合いいただいたお礼に、心から愛してやまない
クールでラブリーな最高の音楽映画「ブルースブラザーズ」の熱狂のダンスシーンを。
説教をしながら唄って踊る牧師ジェイムズ・ブラウンが大迫力!
それと大好きなのはエルウッド・ブルース役のダン・エイクロイド。
ステップも唄も、ライヴ中のブルースハープもクールです。
ま!バンドをやるのに理由がいらないのと一緒、
ダンスをするのに理由なんかいらないですね。
4回にわたって書いて思いましたが、私ってダンスが凄く好きなんですね~。
・・・って今さらですが、自分でもビックリ



ステキな出会いに感謝!!
コップン・カーーー(^人^)♪ありがと・Thank you.