「カラダを作る」道のりをゆく

曲がりなりにも歪みについてアドバイスしたり、人のカラダを触ったり、
そんな仕事について思うこと、少々。
よく「ヨガとマッサージとどっちをメインに働いているの?」と聞かれますが
活動時間の長さや関わる場所の数に関していえば、どっちか答えが出るんですけど
自分が目指していることに関していえば、二つは同じモノなんです。
どちらも「カラダを作っていく」そのノウハウなんだと思います。
カラダを作っていく、というのは私のダンスの先生の言葉です。
例えばお米を作っている農家の方は、お米は結果であって
実は作っているのは田んぼだと言うんです。
素晴らしい田んぼを作り上げれば、自然とお米という実りが生まれてくる。
ダンスも同じだというんです。素晴らしいカラダ作りを行えば、
ほっといてもダンスや動作が正確で美しくなっていく。
健康で美しくなってしまう。
自分が常々感じていた事をズバっと言葉にしてもらいました。
カラダの不調の改善には、もちろん食事や快眠。ココロのやすらぎ。
これなしにはあり得ないのですが、外側からアプローチ出来る事で言うと
ジャンケンのグーのようにぎゅっと握りしめている部分を
パーに開いてあげることが、カラダ作りのはじめの一歩だと思います。
それは筋肉の事もありますし、もしかしたら内臓の事もありますし
またはココロだって事もあります。
そのぎゅっ!の犯人が、他人の私からでもチラチラ見える事もありますし
または本人にしか判らないほど繊細なことも多いと思います。
一緒に動きながら自分のカラダ(実はココロってことも)がぎゅっ!と握りしめて
反抗している部分、または隠そうとしている部分、
これを見つけていく作業なんじゃないかな、と。
自分で動いて本人に、アレレ?同じ事が出来ない、なんで?と気づいてもらう、
またはそっと手をあててサポートする事で
マヒしていた感覚に気づく瞬間もあります。
一番簡単に言うと「先生の手、温かい!」です。
私が温かいのではなく、アナタが冷えているんですよ(^^)と気づいてもらう。
ぎゅっ!としてるから血が通わない。だからパーにしていきましょう。
そう考えると、ヨガだろうとマッサージだろうとどっちでもいいんです。
ただ自分で頑張り過ぎるのも、人に甘えてばかりなのも
どっちも偏ったらよくないかな、と。バランスが大事。
そのバランスが分かっていたら、どっちか片方でもOK

ヨガレッスンとマッサージの後、一番よく聞く言葉。
「カラダが伸びました~!」
イイと思います♪コリがとれたとか楽になったとかすっとばしてよく聞きます(笑)
自分のカラダの限界を自分で勝手に決めないで、どんどん広がっていきましょう。
きっと視野も?広がっているはず、なんてね。