坂本教授!

いま、commmonsサイトで贅沢にも、
坂本龍一教授、直々による、ラヴェルの音楽講義がみれます。
http://www.commmonsmart.com/schola/schola4.html
ドビュッシー、エリック・サティ、そしてラヴェル(「ボレロ」の作曲で有名)
というほぼ同時期のフランス作曲家で、よく比較される彼らの
人物像や社交の噂も交え、同じ「水」をテーマにしてもここまで違う!とか、
感覚・センスのコントラストも教えて聴かせてくれます。
もごもごした独特の言い回しなんだけど愛らしい、教授ならではの講義が
ほ~~~んと贅沢!今回ラヴェルの前半ですが、後半も待ち遠しい!
アーティストって、最終的には作品がすべてだとは思うのですが、
パフォーマンスも含め作品として表現している人もいるし、
そうでなくても、結局自己表現な訳ですから、
分身たちが本人から生まれでた「なんで?」がみえてくると
俄然納得がいったり、表面では伺えない複雑なものが見えてきたり、
当たり前ですけど理解が深まり楽しみ方がふえます。
モーツァルトの映画「アマデウス」を観たときは衝撃でした。
彼はロックスターだったんだな、と。
いまでこそ勝手に古典という枠に整理してますが、当時は最新音楽、
最新アートだった訳で、流行の服装に髪型、派手な社交界での夜遊び、
父親への愛情と反発。ロックな男なんだよなぁって。
小さい頃は品性高潔な芸術家だとばかり思ってましたもん。
そこからあの数々の名曲が出てきたのと、
ロックで破天荒な男から、あの美しいメロディが生み出されたのでは
やはりね、印象が違ってきます。
今回のラヴェル、教授が興味深いことを教えてくれました。
いや~イメージしてたラヴェルと違ったなぁ(笑)
もっとセクシャルな色男と、まーーーーったく「ボレロ」だけで
勝手な想像をしていたら、打ち破られました(笑)
いやいや、面白いです。
このシリーズ、ずっと追いかけたいですねー、面白いです。