信頼をとりもどす.vol.1

先日、コミュニケーションの勉強会で集まったメンバーの方に
「ヨガを習うって感覚はあっても、教えるって発想に自分はならない。
なぜ教えてるんですか?」と問われ
その場で間に合わせたことを口走ったけど(それもウソではない)、
自分の中で常に何かが成長して先に進んでいるのに
5年前の感覚をまったく整理しないまま言葉にしてる。恥ずかしい。。。
それでよくよく考えてみた。
まだ全然カラダも弱いし、よく肌荒れしてるし、みなさまのお手本として
前に立てるような人間でもない私が、なぜ、レッスンを受け持っているか。
なかなかハードな問題。。。
答えは簡単に一言にはならないので、思ったことをツラツラと書いてみます。
まず最初に言いたいのは、楽しくてしかたがなかったんですね、
カラダが変わっていくことが。カラダと向き合うことが。
あきらめていた事や感覚が、ある日とつぜんポン、ポンと現れて、
口では言えない鳥肌ものの本当の感動・興奮。
なにか自分をおおっていた殻が、ぽろっとはがれ落ちた瞬間。
それを、同じようにカラダに倦怠や閉塞感を感じてて
どうしていいかわからない、あきらめている人に伝えたいなぁって、
キレイごとのようですが、それが最初だったんですね。
当時師匠にもよく言われました。
実感した人の言葉は強い、だからアチヨさん、どんどん前に出なさいって。
技量やスキルなんて後からついてくるから、思いの方が大事って。
自分なんか...とか、経験値が足りない...とか、考えた事もなかった。
いま思うと、私を信頼してくれた師匠のおかげですね。
ありがたいです。
そして実際レッスンを受け持つと、これがまた楽しくもあり大変でもアリ。
教科書で習ったことだけでは、とても対応できない。
まーーーったくって言ってもいいほど。
生徒さんがいて、彼女達のカラダ、生活、考え方、感じ方があってはじめて
テーマや問題がみえてきて、これを調べたり、推測したり、誰かにきいたり、
自分で答えを手探りしてはみつけていく日々が続きます。
辛い思いもいっぱいしました。。。
大きいスタジオで、名指しでレッスン内容にクレームがついたり、
小さなクラスで、一人去り、ふたり去り、生徒さんが来なくなったり。
そんな経験もしました。いまの自信につながっていますが、
当時は凹んだ(笑)でも本気になった。
さっていく人もいるかわりに、自分を慕って毎週続けて来てくれる人もいた。
そのひとにぎりの、生徒さんの期待に応えたくてやってこれたのかも。
必要な知識を、吸収して準備する時間は必ず必要です。その責任があります。
でも、人はひとに育てられるんですね。
しばらくご無沙汰な人を含め、いろんな顔が浮かびます(^^)
それとこの時期、こんな思いを強めました。私は先生なんかじゃないって。
勿論、お金をいただいていますから、サークル感覚ではいけません。
見合ったものを、プロ意識をもって提供していく必要があります。
でも、先人から受継いだ知恵を伝えているに過ぎないんだなぁと、
自分で技を編み出したわけでもないし、
まだ学び足りない事だっていっぱいあるんだから、先輩に過ぎないなぁと。
いまの時点で最善のものを、シェアしてバトンタッチしていく役目。
勘違いしちゃいかんな、いばっちゃいかんな、立場をわきまえていこう。
でもこの先に、新たな壁がやってきます。つづく~
テーマ:心と身体のケアを大切に!
ジャンル:心と身体