ダンスの訳part.3
自分で気づいてなかったけど、ずーーーっと踊りたかったみたいです。
ライヴで飛び跳ねたり、踊ったり、そんなのはしてましたけど、
習った事がなかったので、縁がないと諦めていたんですね。
ところがひょんな事からヨガとマッサージの仕事に携わり、
カラダが以前よりよく解るようになって、少し使いこなせるようになってきた。
すると試してみたくなるんですね、無謀にも。
そして始めて思ったのは、やはりダンスって最高にスバラシイ!という事と、
ポーズからポーズへ。これを繋ぐのがダンス。
静止してひとつ一つのポーズを決める事は出来ても
その間を繋ぐ動き、これが出来なければ、
本当に自分のカラダを使いこないしてなんかいないなって。
ムーブメントまでコントロールして初めて
バランスをとったと言えるのでは?と感じ始めています。
↑シルヴィ・ギエム(Sylvie Guillem, )は、フランス・パリ生まれのバレエダンサー。
100年に1人の逸材とまで称される現代バレエの女王だそうです。
弓のようなアーチを描く足の甲や、200度は開いていそうな開脚ジャンプはビビリます。
スローモーションでみつめられても、一部も隙がなく美しいなんて。。
もの凄いコントロールです。人間の可能性ってどこまであるんでしょうね。
ここまでは無理でも、自分なりに関節やカラダを使いこなし、
重力に無駄に抵抗しないで動き回れたら、どんなに気持ちイイんだろう

と野望が芽生えてしまったんですね。
こうしてダンスの引力はどんどん強まっていくのです。
ここから余談になりますが
「ボレロ」はラヴェルの音楽に鬼才モーリス・ベジャールが振り付け、
彼に許されたダンサーしか踊れない傑作です。
センターでメロディを奏で(踊り)、次第に周りのリズム達が刺激され反応しだし
渦のような壮大なうねりの合奏になっていきます。まさに音楽そのものですよね。
You Tubeでも歴代のダンサーの動画が少し見れますが、ギエムもありましたし、
現代最高のプリマ、マイヤ・プリセツカヤの「ボレロ」もありました。
好みですけど、有名なジョルジュ・ドンのヴァージョンがとても好きです。
男性なのにとーっても色っぽく、神秘的な儀式のようで妖艶です。
↑興味のある人は是非どうぞ。長いのですが、うっとり見れてしまいます(私は)。
ではまた、今日はここまで。次回いよいよ待望の???最終回です。