ダンスの訳・番外編

ガールズはやはり、ある時期さけて通れない世界があります。
そう少女漫画ですっっ!!
私のバレエ知識の8割は、有吉京子さんの漫画
『SWAN(スワン)白鳥』から入ってます。
実在のダンサーと漫画のキャラクターが入り交じって登場して
しかも主人公にアドバイスしたりするもんだから、
当時はちゃんと分別できてませんでした。。
後年ジョルジュ・ドンがちゃんと実在してて感動したりしてましたし。。
ま、そんな怪しい私のアタマなんですが、バレエの名作、例えば
「白鳥の湖」「ジゼル」「ラ・シルフィード」「火の鳥」「牧神の午後」etc...
などは全てこの漫画で知ったんですね。
しかも有吉さんの漫画は本当に絵がキレイで動きが感じられて
ほとんど本物の舞台を観ちゃった的な錯覚におちいり、
一度も舞台を観た事ないのに知ったかぶって「牧神の午後が好きかな」とか
大人になってからも偉そうなこと言ってました(恥)。
それぐらいとっても画力がお有りになるんです


主人公の真澄と一緒に泣いたり、挫折したり(笑)、立ち直ったり。
壁にぶち当たって挫折しかけた真澄に、人生の先輩がアドバイスするんですよ。
吹雪の中、雪にかき消された大木が見えない。けど、必ず目の前にある。
目に見えなくても自分の中にある才能を信じて疑わないことって。
今は大きくステップアップするために、両膝を曲げてしゃがみ込んだに過ぎない。
深ければ深いほど次のステップは大きくなるはず。
大きな飛躍が待っているのに、今を嘆くのは無駄だよって。
まだ素直な学生の頃にこれを読んだので、スーっとココロに刻まれまして、
大人になってイロイロ凹んだりしたけど、このセリフに救われた事がいっぱい。
オメデタイしナルシストかよって自分でも思うけど、いいの。
御陰さまでどうにか道をはずさずやってますもの。
たまにド熱い私のセリフは、こいったスポ根マンガの影響大です。
そんな訳で、ダンスの訳はこれにて完結~

