ウミガメちゃん

先日書いた、ポロック展の感想の中の、ウミガメちゃんって話、
自分でも何が言いたいんだろう?って思って、
考えるでもなく考えていたら、ふっと湧いて出てきましたよ。
ポロックが、なぜ前に進み続けたのか不思議って話。
そのままウミガメちゃんを例えに使うとすると、
卵がひとつの完成だとして、完璧な世界だとしましょう。
温かく外の世界から守られ、
愛情深く閉ざされたひとつの完結された世界。
いつまでも守られていたいけど、ウミガメはそこに居続ければ
誕生することもなく死にますね。
と言うか、本来の姿でまだ生きていないんですよね。
だから危険だろうと、嫌だろうと、自分として生きるためには
卵の殻を破って出てゆかなければならないですね。
植物の種にも、似たようなモノを感じます。
発芽さえしないで、種で居続ければとても安全で、
10年でも100年でも、へたしたら1000年でも存在し続けられます。
でも本来の自分を生き切るためには、どんなに世の中が危険だろうと、
ひ弱な芽でもって、殻を破って短い命を全うするしかないんですよね。
種の方が安全で長生きだけど、本当の自分に気づいてしまったら、
後戻り出来ないんだろうなぁって、そう思います。
ひとつの完成にたどり着いたとたん、
世界は完結して閉ざされてしまうのかもしれませんね。
完璧なものは外部を必要としないですもん。
または、これじゃないって、まだ完成してないって、
ポロックにしか分からない感覚があったのかも知れません。
もう、絶対、コレ。
これ意外考えられないって感じたら、
迷わないですもん。
どんなに怖くても、ここじゃない、あっちだって気づいたら、
動かずはいられないです。
どんなに心細くても、そうゆうもんだって思います。
そう思うと、ポロックのもがき出ようとする様に、
わたし自身、共鳴してしまったのかも知れません。
過去のいろいろが、な~んとなく思い出されてしまって。
不器用だなー、ばぁか、ばかばか。
と、よくわかるような、切ないような、悔しいような、誇らしいようなね。
結論、愛おしいよ、ぽろっく。
お・ま・け
www.jacksonpollock.
↑ここで、ポロックになって遊べます。
やった人しかわかんないよ。ふふ
亜